DIS2作成に向けてリトアニア会議開催
2016年10月30日~11月4日、リトアニアでISO/PC283(ISO45001開発)の委員会が開催されました。
当初の予定では、2016 年 5月に不承認となったISO45001/DIS(国際規格原案)に対応し、この会議でDIS2(第2版)を完成させる予定でした。
しかし、約3000件の修正コメントを処理しきれず、2017年2月の会議に持ち越されることとなりました。
ただし、要求事項のテキストはほぼ完成しており、用語の定義や附属書Aに課題が残されているとのことです。
そのため、DIS2の発行は3月を予定していますが、遅れることはないと予想されます。
この結果、ISO45001の発行は、FDISの発行がスキップされた場合で2017年10月頃、FDISが発行される場合は2018年3月頃になる見込みです。
最初にWD(作業原案)が発行されたのが2013年の10月ですので大変な難産となっています。
CD(委員会原案)が2回発行され、かつDISが2回発行されることは異例中の異例です。
DIS否決後は認証規格ではなくガイドラインとすることも提案されましたが、当初の予定どおり認証規格を目指すことになりました。
それだけ各国の関心が高い規格だといえます。