ISO45001 DIS発行は2016年1月~2月
先日、ISO45001の開発事務局であるBSI(英国規格協会)主催のISO45001特別セミナーでISO/PC 283事務局代表チャールズ・コリー氏とともにセミナーの講師を務めました。
その際にチャールズ・コリー氏から現状と今後の見込みを聞くことができました。
DIS(国際規格原案)の発行予定は、2015年10月でしたが、2016年1月または2月になる見込みです。
その理由はILO(国際労働機関)との調整を含む委員会原案(CD2)に寄せられた2500ものコメントに対応するためです。
気になる今後の見込みですが、DISに寄せられるコメントの数に依存することになります。ISOの開発ルール上は、DISからFDISをスキップしてIS(国際規格)発行も可能です。コメント数が多ければDIS→FDIS→ISの流れとなり、2017年にずれ込む可能性もあり、コメント数が少なければDIS→ISとなり、当初予定の10月より早まる可能性もあります。つまり、2016年7月から2017年3月程度の幅があるとのことでした。
いずれにしてもDISが発行されれば、その後の見直しは小幅に止まるのが通例で、年明けのDIS発行が待たれます。